妊娠中だけどいきなり血が出てきた…
これは流産の兆候?
妊娠を継続できた人はいるの?
こんな不安に陥っている方は、きっと少しでも他の人の経験談が知りたくて検索魔になってしまっているのではないでしょうか?
実は私もそのうちの一人でした。
このブログでは、生理並みの出血があっても、妊娠継続ができて赤ちゃんを出産できた私の体験談をすべて公開することで赤ちゃんはきっと大丈夫だよ!とエールを送るとともに意外とみんなが知らない気を付けるべきことを一つだけ伝えたいと思います。
Contents
結論:妊娠32週の早産で無事赤ちゃんを出産できました

私は切迫流産・切迫早産どちらも経験しとにかくトラブル続きの妊婦でした。しかし、なんとか妊娠を継続することができ早産ではありましたが体重1700グラムの低体重児赤ちゃんを妊娠32週で出産しました。もちろん未熟児なのでNICUに入れられて約一ヶ月間赤ちゃんだけ病院に入院しましたが、無事退院して現在はすくすくと育ってくれています。
出血の原因

まず、出血が起こる原因についてお医者さんに相談した際に、主にこのような4つがあると言われました。
- 着床時出血
受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる出血。量はそんなに多くない。妊娠超初期に起こる。 - 絨毛膜化血腫
受精卵が、胎盤の元になる組織を作るうえで発生する出血。妊娠初期に起こる。 - 切迫流産
出血量に個人差はあるものの、赤ちゃんの心拍が確認できれば大丈夫。逆に心拍を確認する以外の方法で赤ちゃんの安全を知るすべはない。 - 流産
赤ちゃんの心拍が確認できないケース。生理二日目のような出血や徐々に増えていくパターンもあれば症状がほとんどないまま進行するケースもあり個人差が大きい。妊娠12週未満の流産は妊娠全体の15%程度の割合で起こるため、意外と多い。ただしそのほとんどは染色体異常が原因なのでママが体を安静にすることで防げるものではない。
治療法はあるの?

治療法に関しては、基本的には妊娠初期の場合はないというのが結論でした。医者に行っても心拍確認が取れれば大丈夫だと言って家に帰されます。そして少し驚いたのが日本の医師が一般的に言う”安静”は香港の医師からは特に言われませんでした。もちろん休んだ方が体にはいいはずですが、休んだからと言ってかならずそれが効果があるかというとそうではないのかもしれません…
- 着床時出血の場合
赤ちゃんの命に影響があるものではないので何もしなくてOK。 - 絨毛膜下血腫の場合
基本的に胎盤を作っていく過程で出る出血なので胎盤が完成する妊娠16週ごろになってもまだ出血が続くようであれば何かしらの検査をした方が良いがそれまでは何もしなくてOK。超音波検査で胎盤付近を見て血の塊があるかをチェックする。日本では安静にするようにと言われるケースが多いようだが、香港の産婦人科医からは普通に生活して会社にも行って良い。特に安静にもしなくてOKだと言われた。 - 切迫流産の場合
妊娠12週以前の切迫流産は安静を保つしかないと日本では言われるようだが、これも腹部の痛みがないようであれば安静にしたところで変わらないと香港の医者からは言われる。心臓は動いている状態なのであかちゃんの生命力を信じる。 - 流産の場合
流産と診断されたら、すでに赤ちゃんの心臓が止まっているため手術を行って赤ちゃんを外に出してあげるか自然に出てくるかを医師と相談したうえで決める。
私の妊娠初期の記録

妊娠がわかってからの妊娠初期の記録を妊娠週数ごとにまとめていきます。
妊娠5週目
- 軽い眠気
- ちょっと熱っぽい
- つわりが軽い(というかつわりほぼなし)
- 関節がいたい
- おなかがよくすく
- 下を向いて寝ると子宮がドキドキする
- 良く歩いた日は子宮痛がする
- 一日だらだら家でしていた日は特に痛くならない
妊娠6週目
- 熱っぽさがなくなり平熱に
- つわり一切なし
- 下腹部に痛みがある(その後下痢になる)
妊娠7週目
- 平熱のまま
- つわり一切なし
- 下腹部に断続的な痛み
妊娠8週目(茶おり出現)
- 心拍確認ができた(これで一つ壁をクリアで一安心!)
- 初めての茶おりが出現(おりものシートで十分くらい)
- 約5日間くらい出るものの少しずつ量は少なくなる
妊娠9週目
- おなかが少し出てきた気がするも、まだ早すぎるのでおそらく肉がついてきただけ
妊娠10週目
- 特に異常な症状なし
妊娠11週目(生理2日目のような出血)
- ちょっとした腹痛がある
- すぐにトイレに行くと茶おりが出ている
- 一日監視するも夕方にかけて止まってはおらず継続的に出ている
- 量はおりものシートで十分足りる程度
- その日の夜に茶おりが鮮血にかわり出血(さらさらというよりはドロッとした感じ)
- おりものシートでもなんとか足りるけど踏ん張るとまだ出てくるのでナプキンの方が良いくらいの量
- 病院に行ったものの心拍の確認が取れたので薬などもなくそのまま家に帰される
- エコーではおなかの中にも6.5センチの血の塊があると言われる
- 切迫早産かもしれないが安静にする必要はなしとのこと(←これマジで言われたんです)
- しかしその翌日も出血があり(生理2日目くらいの量)。どうせ病院に行っても心拍確認しかしてもらえないので自分で心拍確認ができるエンジェルサウンズを買う
妊娠12週目~妊娠13週目
- 出血がピタッと止まる
- その他特に異常なし
- 便秘に悩まされる程度
妊娠14週目~妊娠15週目
- 特に異常なし
- 初めてのマタニティウェアと腹帯を買う
私の妊娠中期の記録
一般的には安定期と言われている妊娠中期のまとめです。
妊娠16週目
- 特に異常なし
妊娠17週目(切迫流産で入院)
- 検診で血の塊が子宮内で見つかり切迫流産で入院になる
- 塊は約6.5センチ
- 胎盤とは離れた位置にあるので胎盤剥離にはならないはず
- 二泊三日入院して退院する際は2.9センチまで小さくなった
- 退院する際に、「茶おりが赤い鮮血になったら連絡してと言われる」
妊娠18週目~妊娠19週目
- 妊娠19週目になってやっと茶おりが消える(鮮血にはならなかった)
妊娠20週目
- これは胎動だ!とわかるくらいの胎動を感じる(でも位置は膀胱当たり?)
- 定期的に子宮がぴくぴくする(しゃっくり…?)
- 一瞬ぽこっとする(多分キック)
- でもその胎動の中に、硬くぎゅっとなる胎動がある
妊娠21週目~24週目
- おなかの出る位置が明らかに低い
- 妊婦だと分かるくらいにおなかが出る
- やっぱりぎゅっと硬くなる胎動がある
妊娠25週目(切迫早産で入院)
- ぎゅーっと膀胱当たりが硬くなる
- どうやらこれが張りというものらしいということに気づく
- 胎動は感じる
- 二泊三日の検査入院
- 退院する際も張りは多少良くなったものの完全には消えない
- 安静にしててと初めていわれる(やっといわれました!!!)
妊娠26週目
- 定期的にぴくぴくしているのを感じる(たぶんしゃっくり)
- おなかの張りが継続
妊娠27週目
- 服の上からでも胎動がわかるようになる
- でも位置はやはり低い(おへその上で胎動を感じることは一回もない)
- おなかの張りが相変わらずある
私の妊娠後期~出産の記録

妊娠後期から出産までのまとめです。
妊娠28週目
- 胎動が大きくなりけられると自分のびくっとする
- おなかの張りが起こる位置はまちまちだがまだ起こる
- 夜継続して深く寝れなくなる
妊娠29週目~妊娠31週目
- 寝おきでもおなかの張りがある
- というか寝てるときでもおなかの張りがある
- おなか全体ではなく一部がぎゅーっと硬くなる感じ
- 場所を変えてぎゅーっと定期的になる
- 相変わらずおへその下がぽっこりしている
- 夜うまく寝れない
妊娠32週目(出産へ)
- 相変わらずおなかの張りがある
- 家にゴ〇〇リがでて捕まえられず、不安で夜の睡眠がさらに浅くなる
- 32週2日時点でおなかの張りがだんだん強くなり、ぎゅーっと張る感覚が朝は15分に一回くらいだったのが夜には5分に一回になっていた
- そしてハリに耐えるのに声が出るくらい痛くなってきた
- 32週2日の夜に茶おりが出現
- 慌てて病院に連絡し入院しあの痛みが陣痛であったことを知る
- 48時間点滴で陣痛抑制をするも32週5日で出産
意外と知らない気を付けるべきこと
もちろん安静にすることは大事ですが意外と皆が知らないのが、気圧の変化がある日に特に安静にすることです。香港のお医者さんからこういわれました。
これを聞いてハッとしたのが、以前病院で縫わないといけないほど包丁で指を深く切ってしまった一週間後に飛行機に乗ったところ、飛行機の中で傷口が痛み出し降りた後も少しジンジンしていたことがあったんです。
気圧に傷口は敏感なので、普段から安静にしていても特に雨の日など気圧の変化がある日は料理も掃除もせず一日ベットの上にいることをおススメします。
切迫早産・切迫流産のお役立ちグッズ

とにかく私はトラブル妊婦でしたが、そんな中でも私の心を何度も救ってくれたグッズがエンジェルサウンズです。今、出血で悩んでいて不安な妊婦さんには是非お勧めしたいです!
エンジェルサウンズ(本当におすすめ!)
エンジェルサウンドとは、自宅で簡単に赤ちゃんの心拍確認ができる機械です。人にもよりますが妊娠9週目頃から心拍を聞ける人もいます。(私は12週目くらいから綺麗に聞こえるようになった)
妊娠初期では赤ちゃんの状態を判断する材料は心拍確認でした。医者に言って確認してもらい大丈夫だと言われても、じゃあ今日は大丈夫なの?朝は大丈夫でも夜は?と不安に思う日々でした。どうせ病院でも治療法がなく心拍確認しかできないのであれば、自分で確認ができたらいいのにと思って購入したのがこの機械です。
\赤ちゃんの心拍確認に/
エンジェルサウンズの使い方
使い方はいたってシンプルで、エンジェルサウンズにジェルを塗り(私は薬局で買った安い1000円くらいの化粧品のジェルを使いました)、おなかにあてて心拍を聞きます
心拍の見つけ方
その日によって赤ちゃんの位置は変わるので、おなか中をまんべんなく探してください。時には脇あたりから聞こえることもあり、こんなところから聞こえるんだ!と驚きます。
心拍と臍帯音の見分け方
へその緒に血が流れる音と心拍は非常に似ているので見分け方が難しいのですが、実際へその緒にきちんと血が流れていれば赤ちゃんはい書いているのでどちらが聞こえても問題ないです。心臓の方がよりドクッドクとはっきりした音で、臍帯音の方がシュワッシュワとした音でした。
エンジェルサウンズは妊娠全期間で使える
よくネットでは、胎動が出てくるようになったらエンジェルサウンズは必要なくなるので本当に一時だけのものという意見を見ます。しかし、私の意見は大きく違います。
エンジェルサウンズは妊娠全期間を通じて私に赤ちゃんの状態を教えてくれました。
理由は、妊娠中期以降になると赤ちゃんの胎動は感じられるようになるものの赤ちゃんも寝ていたり、自分が忙しくしていることで胎動が最後いつあったかわからないときもあるためエンジェルサウンズがあれば定期的に自分のタイミングで赤ちゃんの状態を確認できるからです。
実は流産の8割以上は妊娠初期だと言われていますが逆を取ると残りの2割は中期以降に発生しています。出産直前にそういえばここ数日胎動を感じられないなと思って病院に行ったところ赤ちゃんが亡くなっていたというケースもあるようです。
特に私はトラブル続きの妊婦だったので妊娠中期・後期ともに胎動あったっけ?と思ったときはエンジェルサウンズで確認をしていました。このおかげで、妊娠中のストレスは大幅に軽減されたといまでも思っています!
まとめ
妊娠中に出血などがあると赤ちゃんの状態は大丈夫なのか本当に不安になりますよね。特に妊娠初期でできることはないと医者から言われると、何もできないもどかしさがあると思います。切迫流産も切迫早産も経験した私ですが、無事赤ちゃんを出産することができました。少しでもこの経験が役立てばうれしいです!
- 茶おりや出血があっても赤ちゃんが無事生まれた事例はここにあり!
- 赤ちゃんの生命力を信じて希望をもって!!
- 気圧の変化は傷口の大敵!雨の日はゆっくりして体を特に休ませて
- 私のようにトラブルが多い場合はエンジェルサウンズを買うのがおすすめ
\赤ちゃんの心拍確認に/