これから香港に住む際、銀行口座の開設は必須ですよね。駐在等のお仕事で初めて香港で銀行口座を作る方向けに口座開設の流れを私の経験をもとにご紹介します。私が口座を開設したのは2018年ですので手続きに多少の変更がある可能性がありますのでその点ご注意ください。
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最初の口座開設はHSBCを選ぼう
香港にもたくさんの銀行があります。HSBC、中国銀行、ハンセン銀行、スタンダードチャータード、City Bankなどなどありますが、何といってもおすすめはHSBCです。
理由は最も安全に資産を預けられるからです。日本の3大メガバンクである三菱UFJ・みずほ・三井住友よりも格が高いので日本に居住する人でも資産運用のためわざわざ口座を作りに来ます。このことからも、香港に住むことになったらまずHSBCの口座を開設することの重要性がわかるかと思います。
HSBC香港の口座を開設するメリットと方法
口座開設のために準備するもの
住所証明のレター
HSBC口座開設の際には必ず香港内での住所証明が必要です。通常は公共料金の明細書などが証明として使えますが、駐在が始まったばかりだと公共料金の明細はまだありません。そこで、会社の総務に依頼しこのような証明書を作ってもらってください。左がHSBCからもらったサンプルで、右が実際に私が開設の際に使ったもののテンプレートです。

のちに再度記載しますがこの住所証明があれば太古支店ではVISAの発行がまだされていなくても申請中だと説明すれば住所証明のレターで口座を開設してくれました。
パスポート
香港在住者は香港IDという身分証を発行することが義務付けられていますが、口座開設はパスポートでも可能でした。香港IDが発行されてから身分証番号をパスポート番号から香港IDへ変更することも可能です。また、香港IDの発行手続きをすると紙の控えをもらえます。控えにはあなたに割り振られる香港IDの番号がすでに記載してありますので、ID自体が発行されるまでの期間で銀行口座を作る際この控えを持っていくと香港ID番号での登録も可能です。
もし香港IDがすでにできている際でも念のためパスポートを持参してください。
日本のマイナンバー(番号だけわかればOK)
日本人が口座を開設する際は必ずTAXナンバーを聞かれます。これは日本のマイナンバーのことですので番号を事前にメモして用意しておきましょう。開設の際に万が一聞かれなかった場合は、住所証明に記載した住所あてにTAXナンバーを記載してくださいという手紙が届きます。
太古支店で口座開設しよう
口座開設は太古支店で実施することを私はおススメします。理由は、太古は日本人が多く住んでおり他の支店に比べて日本人の対応に慣れているためです。他の支店では住所証明のレターとパスポートのみでの口座開設を断わられるケースがありました。口座開設における必要書類が支店により統一されていないという点は疑問が残りますが、実際に私や私の周りでは太古支店でスムーズに口座を開設することができたためおススメです。
太古支店で口座開設したからと言って今後ここでしかすべての手続きを行えないわけではないので安心してくださいね
担当者により手続きに必要な書類が違う場合もあるので(ここも疑問が残りますが…)、その場合は無理に抵抗せずその担当者に従うことをお勧めします
口座開設の際の注意点
- 口座開設はすべて英語になります。英語が話せないと規約を理解していないとみなされるので注意しましょう
- 銀行口座と同時にクレジットカードを作ることを勧められます。勧誘をする割には香港におけるクレジットヒストリーがないため審査はなかなか通りません。クレジットカードはここで作る必要はないです
- またHSBCの口座はいくつか種類があり、2番目のグレードであるAdvancedに入会特典で特別に入れます。20万ドル程度の残高がないと口座維持手数料が必要になりますが一定期間の間は免除されます
- 20万ドルの残高がない場合は手数料をとられるのを避けるためにこの免除期間終了後にダウングレードする必要があるため忘れずに実施してください
- 香港は小切手文化が根付いており振り込みや現金での支払いではなく小切手を要求されることがしばしばあります。小切手も申し込んでおくと良いでしょう
口座開設後の注意点
- 銀行のカードは郵送で自宅住所まで送られますのでその場ではもらえません
- 香港では駅に置いてあるATMはハンセン銀行か中国銀行のものが多く、HSBCはハンセン銀行と提携しているためハンセン銀行のATMで手数料無料でお金をおろせます
- 日本と違い、ハンコの文化がないのでサインを登録します。登録情報を変更するときなどにサインを求められますのでどのようなサインを登録したか忘れないようにメモしておきましょう
- 同様に、身分証番号を今後聞かれる可能性があります。パスポートの番号を登録したか、香港IDを登録したかもメモしておきましょう
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