お手伝いさん

外国人お手伝いさんのお給料と残業代・減給の計算方法

ママ
ママ

2018年から香港駐在中の我が家では共働きのためフィリピン人の住み込みお手伝いさんを雇用しています。実は先日、我が家のお手伝いさん、Amelieからこんな申し出がありました。

 

Maam,I couldn’t sleep well last night and my head is dizzy so I want to sleep a bit more.I will work from lunch.You can deduct half of my pay this day maan

どうやら、昨夜うまく寝れなくて寝不足でちょっとくらくらするので午前お休みが欲しいのだけど、その分給料から差し引いてほしいとのこと。

まあ、たしかにそんな日もありますよね!笑

ということで我が家のお手伝いさんのお給料計算について今日は書きたいと思います。

ちなみに、お休みの際は減給ではなく年休を使うという方法もありますが、今回Amelieは年休を取っておきたいとのことで、私は特にどちらでもよいのでOKしました。

お手伝いさんのお給料

まず、我が家のAmelieは2018年6月から我が家で働いてくれています。その当時の香港政府発表の最低賃金は4520HKDでした。なので、我が家はこの4520HKDを2年間の月額基本給としています。

基本給に含まれるもの

我が家はこのような条件で雇用しています。

  • 食事はすべてシェア
  • 冷蔵庫の中にあるものは数の限られた頂き物のお菓子など以外は自由に飲み食いOK
  • 子供部屋を一つ分け与え
  • お客様用シャワールームはAmelie専用

残業発生時の計算

残業は、休日出勤時間単位での残業との2種類に分かれると思います。

休日出勤の場合

お手伝いさんが本来お休みの日に一日働いてもらう場合です。我が家では、旦那が週末をはさんで香港外にいる際に私がちょうど体調を崩しており日曜日に休日出勤をしてもらったことがあります。

このような場合は、下記のように計算をします。

月給×12か月÷365日=日給

例えば、毎月4520HKDで働いてもらっている場合、このような計算方法になります。

4520HKD×12か月÷365日=148.6HKD

時間単位での残業代の支払い

我が家の契約書の中には何時から何時までの勤務を基本給に含むとは書いていません。よって、月~土までの通常の勤務日では少しいつもより仕事が終わるのが遅くなっても、特別に残業代というものは設けていません。

例えば日曜日のお休みの日にどうしても朝2時間だけ子供の世話を見ていてほしい!という場合は時給を下記のように計算をしています。

月給×12か月÷365日=日給

日給÷通常の一日の勤務時間数=時給

例えば毎月4520HKDで一日朝7時から夜7時まで働いてもらっている場合、このような計算になります。

4520HKD×12か月÷365日=148.6HKD

148.6HKD÷12時間HKD=12.38HKD

減給をする場合の計算

減給も、一日単位時間単位の2種類に分かれると思います。

一日欠勤の場合

体調が悪いなどの理由でお休みを取りたいが、年休消費ではなく減給を希望する場合はこのように計算します。

月給×12か月÷365日=日給

月額基本給-日給=減給後のお給料

例えば、月給4520HKDで働いてもらってい1て月に一日欠勤の場合、このような計算方法になります。

4520HKD×12か月÷365日=148.6HKD

4520HKD-148.6HKD=4371.4HKD

時間単位での欠勤の場合

残業代の欄でも書いたように、我が家の契約書の中には何時から何時までの勤務を基本給に含むとは書いていません。よって、月~土までの通常の勤務日に通常働いてもらっている時間を基準に計算をします。

月給×12か月÷365日=日給

日給÷通常の一日の勤務時間数=時給

日給-時給=減給後のお給料

例えば毎月4520HKDで一日朝7時から夜7時まで働いてもらっている場合、月に2時間の欠勤をしたらこのような計算になります。

4520HKD×12か月÷365日=148.6HKD

148.6HKD÷12時間HKD=12.38HKD

4520-12.38=4507.62HKD

計算根拠は適正なの?

我が家はFair Employment Agencyのルールを採用

お手伝いさんのお給料って本当に安くてありがたいのですが、こんな時給計算で大丈夫なの!?と不安になりますよね。。。

ママ
ママ
だって月給の4520HKDって2020年4月時点で×14だから6万3千円ですよ⁉時給12.38HKDって…

我が家のお手伝いさんの雇用契約は香港人の友人から教えてもらったFair employment agencyという団体を通じて行いました。この記事で紹介した計算方法は公式にFair employment agencyが発表している計算方法です。

Fair employment agency下記のような団体です。

Fair employment agency

ドメスティックヘルパー向けの雇用をお手伝いする非営利団体。

高額な費用を請求するエージェントとは違い、必要最低限の費用で雇用主にも労働者にも平等にお互いに不利のない雇用契約実現をサポート。

オフィシャルページ:https://www.fairagency.org/

フェイスブック:https://ja-jp.facebook.com/FairAgency/

Fair Employment Agencyのアプリ

実は彼らがアプリをリリースしており、その中に今回紹介した計算方法が載っているのです。アプリは無料で誰でもダウンロード可能です!

FAIR Hong Kong
FAIR Hong Kong
開発元:Fair Employment Foundation Limited, The
無料
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このアプリをダウンロードし、SearchからWages & Allowanceで検索するとこのような画面が出てくるのでぜひぜひ参考にしてください。

さいごに

我が家もまさにそうですが、お手伝いさんを雇うという文化に慣れておらず、わからないことがたくさんありますよね…!また参考になる情報があればとんとんシェアしていきます!

また、我が家ではお手伝いさんと一緒に和食のレシピサイトを立ち上げています。今日食べたいものを日本語で、料理名や食材から検索すると英語のレシピが出てきます。

ぜひぜひ活用してください^^

レシピサイト Amelie’s Kitchen