今は、海外在住で外国人お手伝いさんを雇う日本人家庭も増えていますよね。
香港以外ではシンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ、中国、台湾、インド、インドネシアだけでなくサウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦、カタールなどにも!
どんなにお手伝いさんの存在が家族運営にとって必要でも、家族以外の人と一緒に住むのって少しストレスですよね。
このブログ記事はこんな悩みを持っている人にぜひ読んでほしいです。
- これから海外で外国人お手伝いさんを雇おうか考えている人
- 現在お手伝いさんを雇っているがトラブルがあった人
- 特に可もなく不可もないが今のお手伝いさんに少し不満がある人
- 他の家庭ではお手伝いさんとのトラブルを避けるためにどのような工夫をしているか知りたい人
我が家で実践している方法は、ほかの家庭でもすぐに取り入れることができると思います!
気づいたことはその都度いおう

些細なことでもきちんと言おう
本当に些細なことでも遠慮しないできちんと言いましょう。夫婦間の不満も、ちりも積もれば山となるようにお手伝いさんに対しても小さな不満がたまっていくといつか大きなストレスになります。それは自分たちだけでなく、お手伝いさんにとっても良くないはずです。
我が家では、お手伝いさんが子供の食事で食べさせるバナナの冷蔵庫への入れ方が気になっていました。バナナをより長く持たせるために、一本一本スーパーでもらえる薄いビニールに入れなおしてとお願いしました。
言葉だけでなくメッセージも送ろう
一度言っただけだと、お手伝いさんも忘れてしまうことがあります。言葉の壁もあるのでうまく意図が伝わっていないこともしばしば。小さなことでも、注意したらその後メッセージを携帯に入れておきましょう。
このバナナの件、すでに3回は言っていますがまだ忘れることがあります笑
こないだも言ったけど、これお願いねと根気よく口頭とメッセージで再確認をします。
お給料は毎回手渡し

雇用主から手で渡そう
銀行振り込みにしてしまう方が、お給料を手で持ち運ぶ必要がないので楽ですよね。しかし、雇用主と労働者という関係をきちんとお互いが再度認識するためにも私は手渡しをお勧めします。5-6年長く働いてくれているようなお手伝いさんであれば友達や家族のようになりより良い関係になっているご家庭もあるかもしれませんが、そうでない場合はきちんと関係性を保つことは大事だと思います。
毎回我が家はお手伝いさんが働き始めた6日を給料日にしています。平日で忙しい場合は「今月は6日が平日で帰ってくるの遅くなりそうだからその後の土日に渡すね」等と一言声をかけています!
気になったことを再確認
その都度気になって伝えていた内容はメッセージでも送っていますがお給料を渡す際にも紙に書きだして再確認します。来月以降はきちんと気をつけようねとお互い認識を合わせます。
毎月きちんと仕事のパフォーマンスをレビューができる環境を用意するためにも、お給料手渡しは効果的です!我が家は毎月一枚ずつ紙が増えていきそれをノートのようにして保存しています。
領収書をきちんと渡そう
銀行振り込みではないので、後々お手伝いさんにあの時お給料もらったっけ?などと言われてしまっては大変ですよね。領収書に金額と日付を書き、お互いサインをして控えをお手伝いさんに渡しましょう。
我が家は日本の100均で買った領収書を使っています。日本語でも英語でも、カーボン印字できるものであればなんでもOKです!
年休日数も毎月確認
この領収書のはじっこに、お給料日時点での残年休日数も毎回書きましょう。また、お手伝いさんが体調を崩した際に年休から引くのではなく給与から引いてほしいなどと申し出た場合は、減給理由も領収書に書いておくのがおすすめです!
お給料の計算はこちらも参照してください↓

年休って、こっちも意外とメモし忘れちゃうんですよね…。領収書に毎回書いておけばお互いのサインもあるし後々問題を避けることができます。
子供の世話はアプリで共有
我が家はワーママ家庭なので日中は基本お手伝いさんが子供の世話をしています。その際に使用しているのが、授乳ノートです。

このアプリの良いところが、香港のAppストアからでもダウンロードできるところ。また、全てのボタンが絵のアイコンになっており、日本語ができなくても感覚的に使えるので我が家のフィリピンお手伝いさんでも問題なく使えています。
これを、私のアカウントからお手伝いさんに招待コードを送って共有設定にしています。
些細なことでも入れてもらおう
ご飯の時間やおむつはもちろん、ちょっと咳が出ている、今日はおやつにハイハインを食べたなど細かいものも含めすべて入れてもらいましょう。もしあとで咳がひどくなったりアレルギーが出た時もすべて記録してあると安心ですよね!
気になることがあれば都度連絡
アプリのなかで気になることがあればその都度連絡して確認してもらいましょう。
例えば咳が出ているのであれば、ちょっと熱計っておいてくれる?などと私はお願いしています。普段からアプリに入れていれば、なんで体調悪いと思ったときにすぐ教えてくれなかったの?などというトラブルを避けられます。
家に防犯カメラを付けよう

香港では当たり前
ちょっとこれはやりすぎかな…そこまでやらなくても…と思う人もいるかもしれませんが、実は香港では結構当たり前なんですよね。特に我が家はフルタイムなので、平日はお手伝いさんと言葉の話せない赤ちゃんが家で二人きりです。お手伝いさんを監視するというよりも子供の様子をちょっと見たい時に主に使っています。
窓枠に一つ取り付けて、リビング全体と玄関が見渡せるように設置しています。また、人の出入りがある玄関とリビングにおいてあるセキュリティボックス両方を監視できるので防犯上も◎です!
何かあったときにトラブルを避けるため
監視という意味合いよりも、何かあったときにお手伝いさんも自分の身を守ることができます。例えばセキュリティボックスの中にしまってあったはずのお金が思ったより少ないなと思ったときでも、きちんと証拠のカメラがあればお手伝いさんも自分の身を守ることができますし私たちも「そうか自分があの時取り出したんだ!」と思い出すことができます。
そういう意味でも、カメラの意味は大きい!そしてどこを監視するかきちんと見極めて位置を決定することが重要ですね!
おススメは断然Arlo
私の会社のセキュリティチームの香港人スペシャリストが強くおすすめしていたので購入しました。その名もArlo Pro2!!
この商品のすごいところは上げるときりがないのですが、こんな感じです!
- どんな家でもWifiさえあれば設置可能
- 日本の電圧も香港の電圧も対応(コンセント変換プラグもついていた)
- モーションディテクトなので動きがあったときだけ録画
- 電池やレコードの消費を最小限に抑えてくれる
- 最新7日分を無料で専用クラウドに自動保存
- 専用アプリで7日間のレコードを確認できる
- アプリで電源の入り切りや音声での声かけもできる
- バッテリー内蔵なのでカメラに電源コードを接続しなくてもいい(週に一度充電)
- 家族でLiveもレコードも共有できる
- 他の会社製品に比べ横にワイドに撮影できるのでカメラ一つで監視できる範囲が広い
- 暗い部屋でもきれいに撮影
ここまで初心者でも使いやすくてクオリティの良い家庭用防犯カメラって私も調べたけどなかなかないんですよね。。。私はこの商品に対する不満は今のところありません。少し値段が高いですが、毎日使うものなので安心への投資だと思っています…。予備も含め合計2台のカメラとホームステーションのセットを購入しました。
お互いの文化への理解を示そう

日本語と英語で子供に話しかけて
これ、日本語で話しかけるってどう考えても難しいですよね。笑
やはり文化への理解はお手伝いさんをより身近に感じるためにも重要です。実際、うちのお手伝いさんは本当に頑張ってくれていると思います。今お手伝いさんが1歳の息子に使う日本語はこのような感じです!
- すごーい
- まんま食べよ
- おいしい
- いただきまーす
- もぐもぐ
- かわいい
- おかあさん、おとうさん、おじいちゃん、おばあちゃん
- いい子いい子
- うれしい
- こわい
- だめだめ
- どっち
- どうぞ
- ありがとう
- ちょうだい
- ねんね
- おやすみなさい
子供の成長に合わせて覚えていってくれている感じですね。私はお手伝いさんに、「ここまでできれば本当どの日本人家庭で働いても通用するよ!」などとおだててやる気を伸ばしています。笑
フィリピンへの理解を示そう
私も、本当に簡単なものですがタガログ語をちょっと覚えました。笑
やはり自分の国の言葉をちょっとでも使ってもらえると嬉しいものですよね。私も香港人で日本語を勉強しているという人がいるととても嬉しく感じます!話しかけるときに少し使って笑いを取ってコミュニケーションの一環としています。
また、時々フィリピン料理を作ってもらっています。フィリピン料理おいしいね!などと言うととても喜んでくれます!
フィリピン料理の中で一番日本人の口に合うなと思ったものはアドボです。豚肉で作ってもらうと、豚の角煮に似ていました。しかし本場のアドボはちょっと味が濃く、なかなかなかしっかりしたお味だったので”Less soy sauceで…”と今では頼んでいます。笑
お手伝いさんに愛情を注ごう

初日にはWifiのパスワードを教えてあげよう
我が家のお手伝いさんはフィリピンから呼び寄せたので初日はまだ携帯も繋がっていない状態でした。到着したその日、まずは母国の家族に無事雇用主の家に到着したと伝えたいですよね。まず家に着いたらWifiのパスワードを教えて、家族に連絡していいよと伝えてあげましょう。
誕生日を祝おう
契約を交わす際に、お手伝いさんのパスポート情報も見ますよね。その時に誕生日を覚えておいて、当日は些細なお祝いをしてあげると満足度の向上につながります。うちのお手伝いさんはすごく喜んでくれました!
我が家は、日本一時帰国の際にしまむらで買った上下セットで1000円の部屋着をあげました。いつも家で働いてくれているので、新しいものを上げようと思い部屋着にしました。あとは近所のサイゼリヤに夕飯を食べに行きました。笑
高いものではなく、本当に些細なもので良いと思います!
子供に些細なプレゼントをあげよう
実は旧正月にフィリピンの娘と旦那を香港に呼んで旅行をするとのことだったので、その一か月前の12月にお手伝いさんの子供用にクリスマスプレゼントを買いました。クリスマス当日にお手伝いさんに渡し、それを旧正月に本人に渡してもらいました。正直、うちのお手伝いさんは自分の誕生日の時よりも喜んでいたと思います!そしてお手伝いさんの子供もすごくうれしかったようでプレゼントを写真に撮ってそれを親の携帯を借りて加工しThanks cardなる画像を作ってくれました。これをMaam とSirに絶対に送ってね!と言っていたそうで、私たちもとてもあたたかい気持ちになりました。
クリスマスプレゼントにあげたのは定規や鉛筆の入ったアナ雪の柄の文房具セットです。値段は600円いかないくらいでした。現在8歳で、娘はディズニープリンセスが好きと前に言っていたのでハマりそうなものを事前リサーチ済みでした!
最後に
私はフルタイムのワーママなので、お手伝いさんは本当に我が家にとっては必要不可欠な存在です。あらゆるトラブルを未然に防ぐため、厳しいことははっきりと言いますが、大切に思っていることも相手にわかるように伝えます。会社でもそうですが指示が明確でない上司よりもはっきりと言ってくれる方が自分がどう仕事したらよいかわかるるので良いですよね!自分が雇用主になるといろいろと考えさせられることもありとても勉強になります。
少しでもこの記事がみなさんの参考になればうれしいです!
- 気になったら些細なことでもしっかり伝え、メッセージで記録に残そう
- 給料は手渡しをして、前月のレビューをしよう(領収書には年休もメモ)
- 子供の様子はアプリ共有し気になることはメッセージを送ろう
- お互いを守るため防犯カメラを付けよう。おすすめは断然Arlo Pro2!!
- お互いの文化への理解を示そう。日本語もタガログ語もフィリピン料理も取り入れよう。
- お手伝いさんとお手伝いさんの家族にも愛情を注ごう
また、我が家ではお手伝いさんと一緒に和食のレシピサイトを立ち上げています。食べたいものを日本語で、料理名や食材から検索すると英語のレシピが出てきます。
ぜひぜひ活用してください^^
